アニメ「甘々と稲妻」が神すぎる件について
どうも。成宮春です。
我々をめちゃんこに苦しめた夏も過ぎると、彼のことが恋しく思えてきますね。そんな哀愁に浸らせる秋風は、既に肌寒いと感じるほどの冷気を宿していて、時が経つって速いなあ、と。
さて、そんな季節の変わり目ですが、その時期は、アニメ好きの私にとって、もうひとつの変わり目が存在します。そう、ひとつのアニメが終わり、そしてひとつのアニメが始まるわけです。まさに変わり目です。
つい最近、あるアニメが最終回を迎えました。「甘々と稲妻」です。私は、このアニメに毎週泣かされました。マジで毎週です。泣かなかった日はありません。涙腺が過労死した。
このアニメは、間違いなく今期の覇権という座を、最後まで守り抜いた最高の作品です。原作買います。
このアニメは、はやくに妻を亡くした教師の主人公と、その娘が、ともに成長していく物語です。その成長を助ける鍵となるのが、料理なんです。
家が料亭の生徒と一緒に料理を作って、そして実食。おいしいごはんを囲みながら、育児のむずかしさや、父親の愛情が描かれていきます。この文書いてるだけで思い出して泣けてきた
では、このアニメのどこが素晴らしいのか。私はどこに感動したのか。それは、
子供の描写です。
もうね、本当にリアルなんです。「うわ~~~子供ってそういうこと言う~~~!!そういうことしちゃう~~~!!」っていうのが、目で見てハッキリと分かるんです。その中でも特に語るべきなのは、
当たり前の事を分からない子供に、大人がいかにして教えようかと奮闘する場面
が素晴らしくリアルです。子供たちの、無邪気だけどとっても説明するのは難しい「なんで?」という質問に、大人たちが愛を込めて、ゆっくり、じ~~っくり教えてあげる描写が、胸にグッときます。そして少しずつ大人になっていく........
ここで、私が勝手に選別した、
ネタバレ無&観てない人には伝わりにくい名シーンランキングベスト3
を挙げます。観た人は、きっとそれを見つめるだけでウルっとくると思います。
では、いきます。
第3位「1人で勝手に出るなーーーッッ!!!!」
ここは、いままで優しかったお父さんが、感情の限りをぶつけて怒る初めてのシーンです。説教とか、お叱りとかじゃなくて、本当の怒り。それをぶつけられた娘のつむぎちゃんも、これまでにないほどの号泣をしてしまいます。私も一緒になってワンワン泣きました。あんなに温厚なお父さんがマジギレしたので、まさか怒るとは思っていなかった私は、つむぎちゃん同様に心臓が止まるほど驚きました。
この後のつむぎちゃんの行動は本当に現実味がありましたね。家に帰りたくないと駄々をこねて、もうてんやわんや。ああいう描写は、萌えアニメには表現できないリアリティがありました。だって萌えアニメは、女児を性対象にしてますから、ああいう姿勢を描けないんですよね~。
では、次いきます。
第2位「そっかあ、つむぎ、おとさんの愛、い~~っぱい食べてんだねえ!」
つむぎちゃんが、「なんで外で食べたものよりも、おとさんの作る料理の方がおいしいんだろう?」という質問をします。すると、「愛がこもっているからだよ」と教わったつむぎちゃんは、お父さんに向かって、そう言ったのです。
もしこんな事言われたらどうしますか?毎日込めに込めた愛が、ちゃんと伝わっていることを知ったら、きっと嬉しくてたまらないですよね。しかもこんな笑顔で言われたら、もう恥ずかしくなっちゃいます。つむぎちゃんが、愛を知るシーンでもある大切な場面ですね。
そして最後いきます。
第1位「魚もお肉も野菜も全部食べて、綺麗な女の子になっていく。それって、本当にすごいことだね」
これ、文字通り伝わりにくいんですよね。全てが終わった後のシーンなので。でも、これこそが私の一番好きなシーンなんです。その理由は、つむぎちゃんへの触れ方です。
普通、こんな触れ方しますか?普通ならば、頬か頭のどちらかであったり、両方の頬に触れたりしますよね。でも、お父さんは、頭と頬のどちらにも優しく触れているんです。
私はここに、「もう愛しくて愛しくてたまらない」お父さんの心情があらわになっているなあ、と感じます。頬と頭って、よく愛を伝える時に触れる場所じゃないですか。そこをもう、たまらなくなって、どっちも触れちゃう!っていうところに感動しました。しかも、これ、アニメ的にも、結構ダサいですよね。ここを頬の両側に触れさせると、つむぎちゃんの顔は、ぷくっとなって、絵面も可愛くなるのに、わざわざこの触れ方をさせているんですよね。
さて、
まとめます。
①「甘々と稲妻」は、親子の愛がめちゃんこ伝わってくるハートフルアニメ
②つむぎちゃんがかわいい
③基本的に飯テロだらけなので深夜に観るのは控えよう
です。今年一番のアニメになるかもしれない「甘々と稲妻」。まだ観ていない方、いかがでしょうか。